タルキールの発売と英雄的な日々
2014年10月15日 MTG(スタンダード)三国志やらと縁がなかった私は、中国っぽさが漂うタルキールの世界観には、そんな興味を持てなかった。発売前までは。
しかし、いざプレリに参加し、発売後もドラフトをやっているうちにとても楽しくなってしまった。さすがはウィザーズ社。面白いゲームにしようと真摯に向き合って、考え抜いて作っていることが良く分かる…… なんだかんだで、今期も相変わらず楽しませてもらっているのだ。
***
今回はスタンダードの入れ替わりが厄介だった。これまでのデッキの大半が崩れるので、一から構築することになった。タルキールはドラフトでのんびり集める気だったので、あまり持ってない。
さしあたり単色から考えるのが楽なので、環境前に使っていた白単ウィニーを作ろうと思い立つ。M15で《急報》が入ったのは良いが、テーロスの白は「英雄的」を生かさないと枚数が足りなさそう。
参考:前の環境で私が使っていた白単 http://mtgmizy.diarynote.jp/201407261741556294/
白単ベースで2色にする場合、パッと思いついたのが白黒の「戦士」デッキだが、イベントデッキになったのでそんなに作る意欲が湧かなかった。
なら、白青にして《戦識の重装歩兵》とか入れてみようか。
必須とまでは行かないがやはり強かった《精霊への挑戦》の代わりが欲しい。
攻撃を通す手段を考慮するなら、青のオーラ《液態化》は是非入れたい。
以前1200円で買ったけれど使っていない《エファラ》さんとかもあるし…、
《軍事情報》は入れる余裕がないなあ……etc
と、白青で組んでみたデッキがこちら。お粗末ながら、私の初英雄的デッキだ↓
【スタンダード】 白青 英雄的
悲しいかな、この構成の場合、タルキールのカードはそんなに入らないことがわかった。
とはいえ使わないのも寂しいので、+1/+1カウンターと相性の良さそうな長久持ち《アイノクの盟族》《アブザンの鷹匠》《アブザンの戦僧侶》をねじ込んでみる。
10月3日、このデッキで新環境初のスタンダード大会(FNM@わくわく)に挑むものの、ことごとく撃沈(0-3)。(ちなみに、この後のドラフトでも0-3し、この日の落ち込みは酷かった)
〔デッキのダメなところ〕
・デッキが後ろ向きすぎて、《液態化》が付かないと序盤すら攻撃できない。これなら英雄的は付いてないけれど《万神殿の兵士》の方がいい。強いカード入れよう。
・《イロアスの英雄》とか居なくていい。長久している暇なんてないので、《アイノクの盟族》も《アブザンの戦僧侶》も勝ちにつながりにくく不要。
Yさんとの対戦で、このデッキにも兵士が多いため《ウルドのオベリスク》が容易に入ることに気づく。
テーロスのときは白赤が結果出してるよ、という情報もget。たしかに攻撃を通し攻めるなら《パーフォロスの試練》とかの方がいい気がする。
***
ちょうどいい具合に、公式サイトで、1日1つデッキを紹介するというなかしゅーのコラムが始まっており、テーロスのブロック構築で使われた白赤デッキが紹介されていた。
http://mtg-jp.com/reading/dailydeck/0011242/
これを参考にちょっと組み換え。上のデッキには、(赤)1マナのクリーチャー《アクロスの十字軍》が入っているが、2ターン目に(白)(白)から1マナクリーチャーを2体出す動きを阻害したくないので、白メインの布陣を整えた。
何だかんだで兵士が多く、私が納得できる白ウィニーが作れた。
2マナのクリーチャーが少ないが、候補は《イロアスの英雄》や《ブリマーズの先兵》、《神々の神盾》あたりしかなく微妙だったので、兵士じゃないけど殴れる《忠実なペガサス》を追加。
【スタンダード】 白赤 英雄的&兵士
このデッキを抱えて10日のFNMに再突撃。
結果は1-2だったが、序盤の展開を早くすることで効率的に《密集軍の指揮者》から+1/+1をばら撒きやすくなり、相手を追い詰めるのが容易になった。
《アブザンの鷹匠》が《パーフォロスの試練》で飛んでゲームを決めるとかも中々に素敵。
タフネス3を越えるのは簡単なので、《悲哀まみれ》が怖くないのは素晴らしい。
無差別の全体除去に対して辛いことに変わりはない。《戦列への復帰》をサイドから入れるが、強化アーティファクトが出ていないとジリ貧。
現状、《嵐の息吹のドラゴン》1枚で止まってしまう等、まだ改良の余地ありだ。
サイドに《かき立てる炎》とか《反逆の行動》とか入れようか。《モーギスの悪意》だとやや不安?
***
先週末にはプロツアー「タルキール覇王譚」が行われた。
私は所用で詳細を追いかける暇がなかったが、使われたデッキのリストをカバレージで眺めていたら、Yoshihiko Ikawaさんが白赤の英雄的デッキで活躍されていたようで何だか嬉しくなった。
http://coverage.mtg-jp.com/ptktk14/decklist/011410/
キャントリップの《果敢な一撃》4積みとか、この尖らせ方は凄い。
大量に出した兵士トークンから《ウルドのオベリスク》をさっさと出してしまおう、というアプローチを取っているようだ。
私の目指していた方向とは違うが、これはこれで楽しそうだ。
しかし、いざプレリに参加し、発売後もドラフトをやっているうちにとても楽しくなってしまった。さすがはウィザーズ社。面白いゲームにしようと真摯に向き合って、考え抜いて作っていることが良く分かる…… なんだかんだで、今期も相変わらず楽しませてもらっているのだ。
***
今回はスタンダードの入れ替わりが厄介だった。これまでのデッキの大半が崩れるので、一から構築することになった。タルキールはドラフトでのんびり集める気だったので、あまり持ってない。
さしあたり単色から考えるのが楽なので、環境前に使っていた白単ウィニーを作ろうと思い立つ。M15で《急報》が入ったのは良いが、テーロスの白は「英雄的」を生かさないと枚数が足りなさそう。
参考:前の環境で私が使っていた白単 http://mtgmizy.diarynote.jp/201407261741556294/
白単ベースで2色にする場合、パッと思いついたのが白黒の「戦士」デッキだが、イベントデッキになったのでそんなに作る意欲が湧かなかった。
なら、白青にして《戦識の重装歩兵》とか入れてみようか。
必須とまでは行かないがやはり強かった《精霊への挑戦》の代わりが欲しい。
攻撃を通す手段を考慮するなら、青のオーラ《液態化》は是非入れたい。
以前1200円で買ったけれど使っていない《エファラ》さんとかもあるし…、
《軍事情報》は入れる余裕がないなあ……etc
と、白青で組んでみたデッキがこちら。お粗末ながら、私の初英雄的デッキだ↓
【スタンダード】 白青 英雄的
クリーチャー(21)
4《恩寵の重装歩兵》
4《ラゴンナ団の先駆者》
2《密集軍の指揮者》
1《イロアスの英雄》
1《アイノクの盟族》
4《戦識の重装歩兵》
2《アブザンの鷹匠》
1《アブザンの戦僧侶》
2《都市国家の神、エファラ》
スペル(18)
4《神々の思し召し》
2《アジャニの存在》
1《トリトンの戦術》
1《儚き盾》
4《液態化》
4《タッサの試練》
1《ヘリオッドの槍》
1《凱旋の間》
土地(21)
11《平地》
1《島》
4《マナの合流点》
1《溢れかえる岸辺》
1《啓蒙の神殿》
3《平穏な入り江》
サイド(15)
1《アジャニの存在》
1《トリトンの戦術》
3《ヘリオッドの試練》
2《停止の場》
1《払拭の光》
2《否認》
2《ファイレクシアの破棄者》
2《戦列への復帰》
1《凍氷破》
悲しいかな、この構成の場合、タルキールのカードはそんなに入らないことがわかった。
とはいえ使わないのも寂しいので、+1/+1カウンターと相性の良さそうな長久持ち《アイノクの盟族》《アブザンの鷹匠》《アブザンの戦僧侶》をねじ込んでみる。
10月3日、このデッキで新環境初のスタンダード大会(FNM@わくわく)に挑むものの、ことごとく撃沈(0-3)。(ちなみに、この後のドラフトでも0-3し、この日の落ち込みは酷かった)
1回戦 vs Yさん@白単 ××
・《アラシンの上級歩哨》でカウンターを置いていくタイプで遅めのデッキ。しかし飛行を止められず、サイズでも押し切れず負け。《ウルドのオベリスク》はいいカードだなあ。
2回戦 vs Iさん@白黒赤 ××
・《はじける破滅》とかは耐えられるが、《軍族の解体者》が魂絆で回復するようになるとこちらはお手上げに。
3回戦 vs カントクさん ×○×
・うん。リミテデッキ?には違いないので、一度でも回ったので良しとしよう。
〔デッキのダメなところ〕
・デッキが後ろ向きすぎて、《液態化》が付かないと序盤すら攻撃できない。これなら英雄的は付いてないけれど《万神殿の兵士》の方がいい。強いカード入れよう。
・《イロアスの英雄》とか居なくていい。長久している暇なんてないので、《アイノクの盟族》も《アブザンの戦僧侶》も勝ちにつながりにくく不要。
Yさんとの対戦で、このデッキにも兵士が多いため《ウルドのオベリスク》が容易に入ることに気づく。
テーロスのときは白赤が結果出してるよ、という情報もget。たしかに攻撃を通し攻めるなら《パーフォロスの試練》とかの方がいい気がする。
***
ちょうどいい具合に、公式サイトで、1日1つデッキを紹介するというなかしゅーのコラムが始まっており、テーロスのブロック構築で使われた白赤デッキが紹介されていた。
http://mtg-jp.com/reading/dailydeck/0011242/
これを参考にちょっと組み換え。上のデッキには、(赤)1マナのクリーチャー《アクロスの十字軍》が入っているが、2ターン目に(白)(白)から1マナクリーチャーを2体出す動きを阻害したくないので、白メインの布陣を整えた。
何だかんだで兵士が多く、私が納得できる白ウィニーが作れた。
2マナのクリーチャーが少ないが、候補は《イロアスの英雄》や《ブリマーズの先兵》、《神々の神盾》あたりしかなく微妙だったので、兵士じゃないけど殴れる《忠実なペガサス》を追加。
【スタンダード】 白赤 英雄的&兵士
クリーチャー(20)
4《万神殿の兵士》
4《忠実なペガサス》
4《恩寵の重装歩兵》
4《密集軍の指揮者》
2《威名の英雄》
2《アブザンの鷹匠》
スペル(20)
4《神々の思し召し》
3《船団の出航》
4《統率の取れた突撃》
3《パーフォロスの試練》
3《急報》
1《ヘリオッドの槍》
2《ウルドのオベリスク》
土地(20)
11《平地》
4《マナの合流点》
3《凱旋の神殿》
2《戦場の鍛冶場》
サイド(15)
4《ラゴンナ団の先駆者》
3《ヘリオッドの試練》
1《儚き盾》
1《跳ね返す掌》
2《弧状の稲妻》
1《鍛冶の神、パーフォロス》
1《太陽神の一瞥》
2《戦列への復帰》
このデッキを抱えて10日のFNMに再突撃。
結果は1-2だったが、序盤の展開を早くすることで効率的に《密集軍の指揮者》から+1/+1をばら撒きやすくなり、相手を追い詰めるのが容易になった。
《アブザンの鷹匠》が《パーフォロスの試練》で飛んでゲームを決めるとかも中々に素敵。
1回戦 vs Sさん@赤緑 ×○○
・第1ゲーム、3ターン目に出てきた《嵐の息吹のドラゴン》で戦線がビタどまり。
2回戦 vs Sさん@赤青緑 ×○×
・序盤から《火口の爪》で主要クリーチャーを除去されてダメに。《ウルドのオベリスク》も《頑固な否認》できっちりカウンターされる。
3回戦 vs Yさん@赤単 ○××
・第2、第3ゲームでは、サイドから0/4を4枚投入するも《神々の憤怒》2連打や、《かき立てる炎》やらできっちり捌かれてしまった。
タフネス3を越えるのは簡単なので、《悲哀まみれ》が怖くないのは素晴らしい。
無差別の全体除去に対して辛いことに変わりはない。《戦列への復帰》をサイドから入れるが、強化アーティファクトが出ていないとジリ貧。
現状、《嵐の息吹のドラゴン》1枚で止まってしまう等、まだ改良の余地ありだ。
サイドに《かき立てる炎》とか《反逆の行動》とか入れようか。《モーギスの悪意》だとやや不安?
***
先週末にはプロツアー「タルキール覇王譚」が行われた。
私は所用で詳細を追いかける暇がなかったが、使われたデッキのリストをカバレージで眺めていたら、Yoshihiko Ikawaさんが白赤の英雄的デッキで活躍されていたようで何だか嬉しくなった。
http://coverage.mtg-jp.com/ptktk14/decklist/011410/
キャントリップの《果敢な一撃》4積みとか、この尖らせ方は凄い。
大量に出した兵士トークンから《ウルドのオベリスク》をさっさと出してしまおう、というアプローチを取っているようだ。
私の目指していた方向とは違うが、これはこれで楽しそうだ。
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