週末記・ドラフト8（M13×3、6人ドラフト）

私 週末にしかマジックやれないので、毎回タイトルに「週末記」とかいておこうか（
続きです。

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FNM後、saishiさん宅にお邪魔して6ドラ。金色に輝く三頭竜のオブジェキングギドラのガレキ（ガレージキット）の圧倒的な佇まいに心打たれる。

今回の席順：カントクさん→saishiさん→めそさん→Mizy(私)→sisisiさん→YNKさん→ の順。
……困るなあ、この流れ。

事前予想（メタ読み）：
カントクさん、saishiさん、めそさん いずれもアドバンテージカードを特に重視してピックしてくるだろう。
カントクさんは青黒やりそう。saishiさんも、色はわからないが青黒緑あたり、めそさんは何もなければ緑だろうか？
この御三方の直下にいる以上、空きやすそうな色は… 赤と白。抵抗して色かぶせると損するから。
《予言》などのカードは撃ったあとに隙ができるので、付け入るとすれば序盤速攻。ライフ差を序盤でつけられるデッキにしないとまずいか。

……という状況分析の下、6人ドラフト開始。

1-1 《ウスーンのスフィンクス》《栄光の騎士》２枚に《歩哨蜘蛛》。スフィンクスも蜘蛛も凄いが、いずれもダブルシンボルで、上と被りそうな予感がひしひし。フォイル《栄光の騎士》をピック。しかし何で２枚あるかなあ。下が白に行かないことを願う。（結局、下家のsisisiさんは準緑単の強力ビートを作って白には行かず）

しかし1パック目の途中、《クローン》やらが流れているので、「あれ、上に青いない？」と思い青ピックに走る。

2パック目。《天空のアジサシ》をたくさん確保。途中、《ターランドの発動》（飛行2/2を2体出すソーサリー）を流して《神聖なる評決》ピック。ここ、冷静に考えれば青メインで異常なスペック、アドバンテージを取れる《ターランドの発動》をピックしない手はない…… 除去に目が行って、他のカードを良く認識していなかった不注意。

このドラフトに臨む直前、車内でYNKさんと「M13で青赤は辛いからやりたくないな」という話をしたのを思い出し苦笑しながら、青赤をピック。時間が経ってしまい よく覚えていないが、緑のコモンが結構流れたので、そちらに移ってよい流れだったとは思う。白はあまり流れてこなかった。

【作ったデッキ】赤青タッチ白
（概ねマナコスト順）

クリーチャー(16)
《クラーケンの幼子》
《濃霧の層》
《虚無の忍び寄り》
《天空のアジサシ》（３枚）
《真紅の汚水這い》
《松明の悪鬼》
《上品な工作員》
《風のドレイク》
《かき回すゴブリン》
《クローン》
《古術士》
《ヴィダルケンの幻惑者》
《刃牙の猪》
《フェアリーの侵入者》

スペル(8)
《送還》
《火山の力》（２枚）
《本質の散乱》
《ジェイムデー秘本》
《神聖なる評決》（２枚）
《炬火のチャンドラ》

土地(17)
《島》（７枚）
《山》（７枚）
《平地》
《沼》
《進化する未開地》

サイドボード(17)
《戦噛みの猟犬》
《栄光の騎士》（２枚）
《エイヴンの従者》
《テューンの戦僧》
《上品な工作員》
《ゴブリンの付け火屋》
《クレンコの命令》
《炎の壁》
《ゴブリンの戦囃し》
《垂直落下》
《生き返り》
《大蛇の贈り物》
《とげのベイロス》（２枚）
《カロニアの指輪》
《？》 （何だったか忘れたが、使えなさそうなレアのカード）

1回戦　・対 緑赤＠sisisiさん　××
・第1ゲーム。《濃霧の層》と《虚無の忍び寄り》が《炬火の炎》１枚で消されて涙目のスタート。何もできず。
・第2ゲーム。《天空のアジサシ》に《火山の力》でダメージレースに持ち込む。4/4蜘蛛など出てくるものの、相手残りライフ3まで追い詰める。返しのターンに《剛力化》で強化され《灼熱の槍》でフィニッシュされた。

2回戦　・対 青黒＠カントクさん　×○×
・第3ゲーム、カントクさんがトリプルマリガンでのスタート。しかし《予言》→《古術士》からの回収《予言》。その間アタッカーを引かず、仕方なく《天空のアジサシ》を《火山の力》で強化して単独で攻める。ライフ5まで追い詰めた頃に《本質の吸収》などの除去で戦場を一掃され、巻き返される。

3回戦　・対 黒緑赤＠めそさん　×○×
・楽しそうなビッグマナ系のデッキ。とにかく土地が出るわ出るわ。
・第1ゲーム、ライフを全く攻められない。終盤に《ザスリッドのゴルゴン》を見かける。
・第2ゲーム、《クローン》で《巨森を喰らうもの》をコピー、《炬火のチャンドラ》の1点火力とあわせてクリーチャーを丁寧に除去後、ビート。
・第3ゲーム、《ヴィダルケンの幻惑者》を《火山の力》して《クローン》と合わせて削りモードに入り、ライブラリアウト直前。盤面でも有利をとり油断していたら《溶岩噴火》X=9、私にですか…「え!?」。《クローン》は《フェアリーの侵入者》をコピーしてライフを攻めるのが正解でしたか。

0-3は残念だったが、青で速攻を仕掛ける無謀さを思い知った感じ。フォイルの《クローン》を入手。

【気づいたこと】
・これ、白青（赤は除去とチャンドラと《刃牙の猪》くらいをタッチ）で組むべきだったような。どう見てもサイドに落としていた青字の４枚が強い。「これはヤバいカードが流れてきた」とかカットしているうちに、メインの２色目より強くなってしまうことは偶にある。要反省。
・ドラフト時点では疲れてなかったので…… 原因は２つ。（１）直前のFNMにて、渾身の白青で1-2したのが響き、白青はダメと思い込んでしまった？ → 十分検討しないうちに思い込み可能性を切り捨てるのは毒。（２）《火山の力》をつけて早期に勝負を決めたい、と赤青しか見えなくなっていた？ → メタを読むのも考えもの。
・《クローン》は強いクリーチャーに保険をかけられるので頼れる。タッチできるのも良い。今回も《ヴィダルケンの幻惑者》をコピーして２倍削るとか、相手の大型クリーチャーをコピーするとか活躍。後で聞いた話では「使える状況を選ぶカード」なので嫌う人もいるらしい。（とすると青が空いているサインにはならない？）
・青の飛行ビートは線が細い。他の色の助けを借りないと速攻戦略で削りきるのは困難（クリーチャーを青のみに頼るのはマズい）。4/4の蜘蛛の存在が大きい。後半に巻き返すカードが多いので。序盤に仕掛けたいなら、賛美を持つ黒が安定しそう。