衆人環視下でのドラフトは、今回のTOP8ドラフトが初だったが、
始まればピックに集中するので、特に気にはならなかった。
時間制限のため、深く検討できず判りやすいピックになったと思う。

決勝卓ならではのルールを忘れずにメモしておこう。
(いつも店でやるドラフトとちょっと違った)
・正方形状にテーブルがセットされ各辺に2人が座る。私語厳禁。

・カードは他に見えないように持つ。視線を他の人に向けない。
 (不用意に疑われないため)

・ピックごとに時間制限あり。「ドラフト」というアナウンスまでに取る。
 制限時間10秒前、5秒前にはジャッジから適宜アナウンスが入る。
(今回は目撃できなかったけれど、時間以内に取らない場合、
 近くのジャッジがランダムに1枚強制ピックしてしまうそうだ)

・ピックしたカードは、各パック終了時の確認時間以外は見てはならない。
 卓上の1箇所に重ねて置く。

・隣の人にカードを渡すとき、残り何枚かが判るように机上に並べる。
(慣れないうちは、取りやすく並べるのが大変)



ピックは、流したカードをよく覚えていないので概略だけ。

1-1《ドルイドの使い魔》からスタート。気になったのは《轟く怒り》くらい。
1-2《吠え霊》と《グリフの先兵》の2択。
 緑が取り続けられたら美味しいので、素直に《吠え霊》ピック。

その後も、暫く緑が流れてくるので、下からの返しを期待し、
《国境地帯のレインジャー》《イラクサ豚》とピック。

白は初めから、緑の低マナ域も後半には見なくなり、上が白緑っぽい。
緑を意識しつつも、よく流れる赤や黒に逃げることに。
中盤《屑肌のドレイク》を見掛けたが、青は下に流す。

赤は《熱血漢の聖戦士》《狂気の預言者》《屋根職人の反乱》を、
黒は《骨髄コウモリ》《本質の収穫》を取る。


2-1《グリセルブランドの猟犬》で、2色目赤を見据える。
2-2《二重詠唱》ではなく《ウルフィーの報復者》を取って着実に緑固め。

この後も赤が流れてくるので、これ幸いと黙々と赤に移行。
ただし火力は来ない。1パック目《火の装い》流したのを少し悔やむ。
ここまでで赤緑2色あわせ17枚確保。余裕を持って3パック目に。


3-1《神聖なる反撃》。既視感を覚えつつタッチ白で投入。

上から緑がぱたりと流れてこなくなり、
代わりにこれでもかと赤がどんどん追加される。
しかし確保できた火力は辛うじて《いかずち》のみ。
一緒に流れてきた《害霊》はさすがに流す。


で、仕上がったデッキは赤寄り。勝ち筋が怪しい物量作戦のデッキ。
人間を出しての速攻とか仕掛けることも一応可能。

構築時に隣を見ると、上は予想通り白緑、下は赤緑(え!?)だった。
2パック目、やたらと赤の低マナクリーチャー流れてきたけれど、
除去取られてたとは。

【作ったデッキ】赤緑タッチ白
(概ねマナコスト順)
クリーチャー(16)
《クルーインの打撃者》x3
《ケッシグの不満分子》x1
《ハンウィアーの槍兵》x1
《熱血漢の聖戦士》x1
《暴動の首謀者》x1
《国境地帯のレインジャー》x1
《ウルフィーの報復者》x1
《ドルイドの使い魔》x1
《イラクサ豚》x1
《狂気の預言者》x1
《ヘイヴングルの吸血鬼》x1
《グリセルブランドの猟犬》x1
《小悪魔の一団》x1
《吠え霊》x1

スペル(8)
《いかづち》x1
《天使の墳墓》x1
《巣穴の探査》x1
《屋根職人の反乱》x2
《自警団の正義》x2
《神聖なる反撃》x1

土地(17)
《山》x10
《森》x6
《平地》x1

サイドボード(18)
《ムーアランドの審問官》x1
《戦慄水》x1
《狩り立てられたグール》x1
《腐肉化》x1
《魂獄の悪鬼》x1
《本質の収穫》x1
《屍噛み》x1
《骨髄コウモリ》x1
《汚染された死体》x1
《マルフェルドの双子》x1
《悪だくみ》x1
《怒れるポルターガイスト》x1
《豊かな成長》x1
《戦墓の随員》x1
《自然な最期》x1
《イラクサ豚》x1
《猛森の霊》x1
《熾天使の聖域》x1



◎ TOP8ドラフト戦・一回戦

対戦相手のTさんのデッキは黒緑。
見掛けた主なカードは、《骨髄コウモリ》《悪魔の監督官》《常夜の影》
《グールの解体人》《鬱外科医》《血のやり取り》《血の芸術家》
《信頼厚き腕力魔道士》、そして《恐るべき存在》2枚。


1戦目、序盤からクリーチャーを展開、相手ライフを残り3まで追い込む。
相手の場には《骨髄コウモリ》1体。
「攻めきった!」と思った総攻撃は、フォグ《恐るべき存在》でかわされる。

《自警団の正義》は既に戦場に出ているが、
私の手札は《ドルイドの使い魔》《イラクサ豚》。残りライフが削れない。

こちらのライフは11だから、まだ余裕があると見て、
手札を空にし地上クリーチャー4体を並べた。

しかし相手ターン、+1/+1カウンターの乗った《骨髄コウモリ》に殴られ、
《本質の収穫》X=5ドレインで鮮やかにライフで1-8と逆転されてしまう。

次のターン、5/2飛行を処理できるカードを引けず。
《恐るべき存在》2枚目がお目見え。見事な逆転。


2戦目、こちらがクリーチャー4~5体を並べて圧倒し、あっさり勝利。


3戦目、相手に《鬱外科医》と《信頼厚き腕力魔道士》のペアを先に出され、
防御が間に合わない。
そのうち《血の芸術家》《墓所を歩くもの》が出てくる。
4ターン目に《自警団の正義》を張り《血の芸術家》を除去しようとするも、
こちらのブロッカー《熱血漢の聖戦士》は《死の風》され、総攻撃を受ける。

仕方なく《神聖なる反撃》で頭数を減らし耐えるものの、私の残りライフ3。
次のターンはもらえず、戦闘後に X=3《本質の収穫》できっちり負け。


未裁断のシート見ていないので未練があったが、
明日の仕事に差し障ると困るので帰ることにした。

ミスらしいミスもなく、マナ事故とも無縁のまま、戦って清々しく散った。
悔しいが、最上の負け方ができたという意味では満足。


…こういう悔しさがあるから、マジック続けているのもまた真実。
初グランプリ参加レポ、ひとまずこれにて了。

コメント

めそ007
2012年6月28日10:37

負けたら悔しいという感情は対戦競技においてもっとも必要なものだと感じます。
わくわくあたりだと博愛運営なのでそういった感情が生まれずらく、向上心もそがれるように思います。

ピックについては見ていなかったので何もいえませんが、緑のデッキなのに豊かな成長、イラクサ豚、猛森の霊あたりがサイドに落ちてるのが気になります。
暴動の首謀者、屋根職人の反乱、自警団の正義あたりのシナジーを重視してのことだと思いますが、このデッキなら素直にデカブツで押していったほうがよかったかも?

Mizy/ミズイ
2012年6月30日23:09

毎回違う展開があったり、対戦を通じてコミュニケーションが取れたりと、
マジックのゲームは本当に良く設計されているなと感心します。

そのなかでも、より良いピック、より適切なプレイングを求める余地があり、
自身の成長を味わえる楽しさも格別ですね。

GPを活かし、次のわくわくでも、今回くらい詳しく試合内容を
思い返せるくらいには集中したいものです


アドバイス、ありがとうございます。
今回のピック、低マナ域が赤ばかりだったので思い切り寄せたんです。
一応、2/5や3/5が来たら《猛森の霊》サイドから投入かなーくらいには考えてましたが>
この環境デカブツ押しふつうに強いので、もっと緑を生かした方がよかったか… ^ー^;
ちょっと回してみます。

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